色のトレンドと査定前の修理

車を販売する際に、テレビや雑誌、広告看板などでキーカラーとして使用された色は、販売台数が増え、中古車市場に多く出回ることになるので、高く査定してもらえないことが多いようです。また、それらのイメージカラーには、消費者の興味をそそるため、派手で目立つカラーや、カラフルな色が採用されることが少なくありません。そういった種類の色は、流行り廃りが激しく、短期間の内に飽きられてしまうことも珍しくありません。そのような事情から、中古車として売却する際には、車査定の金額がさらに下がることにもなり兼ねませんので、注意することが必要になります。そうしたリスクを軽減するためには、ホワイトやシルバー、ブラックなど、いつの時代にも変わらず人気が高い、無難な色を購入するのが、車買取お勧めの方法になります。

次に、愛車の傷やへこみ、故障部分などは、査定に出す前に直しておいた方が良いのかどうか、迷う人も少なくないようです。そちらの問題を検討する際には、修理にかかる費用と、査定の上がる金額とを比べて、コストパフォーマンスの良い方法を選択することが大切なファクターになります。また、洗車をせずに査定を受けると、業者の負担する手間暇やコストが増えたり、スタッフからの印象が悪くなったりするので、基本的には避けた方が良いでしょう。ただし、非常に小さい傷がある場合には、あえて洗車をしないで査定に出した方が良いこともあり得ます。洗車をした後、一、二週間ほどの期間が経過すると、ボディの表面に、塵やほこりなどによる薄い膜が出来て、ごく細かい傷を見えづらくしてくれる効果が期待出来ます。

ただし、業者スタッフもその道のスペシャリストですから、そのようなもくろみを見抜かれることも少なくありません。そういった勘の良い業者は、車両を預かった上、軽く洗車してから傷などをチェックすることも少なからずあるようですから、注意することが必要になります。また、オーナー自らが負担して、車両を整備したり、オーバーホールをしたりことを記録した、整備手帳や分解整備記録簿を業者に見せることによって、査定額がアップすることも少なからず期待出来ます。逆に、それらの証明書類を呈示することも出来ず、見た目的にも整備状態が悪いことの明らかな車両は、低く査定されることが多いので、注意を要します。